WILLER EXPRESSのカノピーって何だろう?写真・動画と口コミで丸わかり

公開日:2018/06/29

更新日:2020/08/27

WILLER EXPRESSのカノピーって何だろう?写真・動画と口コミで丸わかり

WILLER EXPRESSの”カノピー”とは、座席ヘッドに設置された、顔を隠せるカバーのこと。
形としては、ベビーカーの日よけをイメージしてもらえるとわかりやすいかも。
「リラックス」シリーズの座席に設置されています。
ほかのバスでは見かけないものですから、「それって要るの?」「どんなときに使うの?」と、ちょっと疑問に思うかもしれません。
ここでは、動画と写真、そして口コミを交えてご紹介します!

1.動画・写真で見るカノピー

カノピーは、座席のヘッド部分についています。
分かりやすく、リラックスタイプの座席に座って、カノピーを使ったときの目線で撮った動画をご覧ください。

完全に外からの視線をシャットアウト!使わないときは、↓の写真のように、頭上に折りたたまれています。

1.動画・写真で見るカノピー

カノピーを降ろして、下のほうから見上げてみると、顔回りがすっぽり入る大きさなのがわかります。これなら寝顔を気にせず眠れますね。

1.動画・写真で見るカノピー

カノピーつき車両に乗った人の感想をSNS等インターネットの口コミ調べてみると、約8割は好評な模様。
多い意見をまとめてみました。

2.「カノピーがあってよかった!」という声

  • 寝顔が隠せる!
  • 他の人の寝顔が見えないのもいい
  • 意外と深くかぶれる。周りの様子が気にならない
  • アイマスク無しでも平気
  • 周りの光が入ってこない。隣の人のスマホとか
  • 昼行バスでも自分の周りだけ暗くできるから寝やすい

「寝顔が見られないから気楽」「暗くて寝やすい」、というのはやはり夜行バスでは大きな魅力です。

夜行バスは、深夜は消灯していますが真っ暗ではありません。非常灯があり、自宅の感覚でいうと豆電球は点いているような感覚。
また、カーテンの隙間から、高速道路の電灯の光が入ってきてしまうことも。気になって寝付けない、という人は少なくありません。

また、最近は「前列の人が夜中にスマホを見ていて、画面の光が意外とまぶしい……」というケースをよく聞くようになりました。
(私も経験あります……)
こういった問題は一人ひとりのマナーによるところも大きいですが、自衛できるに越したことはありません。

そして寝顔。「見られたくないー!」という声は、特に女性から多い印象です。
確かに、ガバーーッと口を開けて寝ていたら……と思うと、ちょっとイヤだなと思いますよね。(女性の場合、「すっぴんの寝顔を見られるとか最悪……」という声も)

また、一般的なバスでは、1台あたり4列シート車で最大45名、3列独立シート車で最大30名が乗っています。
よく考えると、この人数が一つの空間で一夜を過ごす、ってかなり特殊な状況。
いくら静かにしていても、みんな無意識に寝返りをうったり、咳払いしたりと、気配を感じてしまいます。
その点、カノピーがあると、”自分だけの空間”感があり、落ち着くのだとか。

3.「カノピー、好きじゃない……」という口コミの理由は

おおむね好評な「カノピー」ですが、ちょっと特殊な設備だけあり、万人受けとまではいかないようです。
ネガティブ意見としては……

  • 頭がつっかえる。身長180cm以上あると要注意!
  • かぶると圧迫感が……
  • 他の人も使ったと思うとなんだか……

といったところ。
ネガティブ意見は、男性に多いようでした。

圧迫感は意見が分かれるところ。

実際に被ってみると、筆者(女性)は顔の前にコブシ2つ分くらいのスペースがありました。
見た目以上に広い、というのが感想です。
ただ、周りから遮断されるので、閉所が苦手な人には向かないかもしれません。

4.まとめ

4.まとめ

カノピーについて、少しはイメージしていただけたでしょうか。
高速バスファンの筆者としては、アリ・ナシでいえば「かなりアリ」。
夜行バスで、「周りの光や物音が気になって寝付けなかった」という経験をお持ちの方には、特におすすめです。「アイマスクは顔にくっついて、なんだか嫌。だけど眩しいのも……」という気持ちにフィットします。

WILLER EXPRESSの方に話を聞くと、お客さまからは「WILLERのアレ、いいよね」とよく言ってもらえるのだとか。高速バスユーザーのあいだでは、「WILLER=あのカノピー」というイメージが強い、ある意味象徴的なものといえます。

カーテン付きバスも増えてきましたが、ちょっと値段が上がってしまう傾向にあります。カノピー付バスはコストパフォーマンス面でもなかなか優秀。気になった方は、ぜひ一度体験してみてください!

※本記事は、2020/08/27に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。

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