高速バスはトイレ付がいい?無しでもOK?よくある疑問を解決!

公開日:2014/09/05

更新日:2020/08/27

高速バスはトイレ付がいい?無しでもOK?よくある疑問を解決!

高速バスの長距離移動では、トイレの悩みはつきもの。
「このバスはトイレはついているんだろうか?」「トイレが付いていないバスで、トイレに行きたくなったらどうしよう」「車内のトイレが汚かったら嫌だな…」などなど、トイレ付のバスも付いていないバスもそれぞれの悩みがありますよね。
今回の記事では、最近の高速バスのトイレ事情をご紹介!高速バスのトイレの有無にかかわらず、よくある疑問点を解消しています!

1.こんな人はトイレ付にしましょう!

高速バスを選ぶとき、トイレ無しでも問題ないかどうかは当日になってみなければ分からないですよね。
ここでは、「こんな人にはトイレ付がおすすめ!」というケースを書いてみました。当てはまった方は、トイレ付のバスを検討してみてください。

1-1.トイレがちかい人・車酔いしやすい人

このような人は、既にトイレ付の高速バスを検討されているかと思います。少し料金が上がっても、保険だと思ってトイレ付のバスを選ぶのがよいでしょう。

1-2.お腹が冷えやすい人

特に夏の高速バスの車内は冷房が効いているため、お腹が冷えやすい方はトイレがあった方が安心です。私自身、今まで「絶対にトイレ付き派」ではありませんでしたが、車内でお腹が痛くなった経験から、トイレが無いと不安になりました。

1-3.乗車前にお酒を飲む予定がある人

利尿作用があるビールなどを飲んだ後に乗車した場合、SAの休憩までにトイレに行きたくなるリスクがあります。予定がある方は、念のためトイレ付のバスを検討してください。

1-4.SAのトイレ休憩で起きたくない人

SAでの休憩時間も起きず寝ていたい、自分のタイミングで起きてトイレに行きたい人は、トイレ付のバスがおすすめです。

1-5.道路の渋滞が予想される時期に乗る人

トイレなしの高速バスでは、通常2~3時間に一度にSAでの休憩が設けられますが、GWやお盆休みなどのラッシュ期・台風、豪雪等の悪天候時はSAまでの休憩の間隔が長くなる可能性があります。この時期に乗車する方はトイレ付きのバスを選ぶのがオススメです。

1-6.お子様連れの人

いつお子様がトイレに行きたくなるか分かりません。トイレ付が間違いないです。

2.トイレ付高速バスに関する疑問を解決!

トイレ休憩や、車内のトイレの様子など、トイレ付のバスを予約するとき、乗車するときによくある疑問にお答えします。

2-1.トイレ付高速バスは高い?

トイレ付とトイレなしの料金差は平均500円程度。ただし、必ずしもトイレ付がトイレなしより高いわけではありません。運行路線や出発日によってトイレ付バスの需要が異なるため、トイレ付バスの方が安いというケースもあります。
なお、ほとんどのバスをトイレ付で運行しているバス会社(JRバス等)では、トイレの有無で料金差は見られませんでした。

2-2.高速バスのトイレはどんな感じ?

ほとんどの高速バスのトイレが、下の写真のような簡易的なトイレです。
「高速バスのトイレが汚かったらいやだな…。」という不安があると思いますが、最近の高速バスは清掃が行き届き、消臭剤や除菌スプレーが置いてあるなど、清潔なものが多いです。

2.トイレ付高速バスに関する疑問を解決!

なお、大きな洗面台付きで広々としたトイレが備えられている高速バスもあります。上記の簡易的なトイレよりもゆったり利用できます。

2.トイレ付高速バスに関する疑問を解決!
2.トイレ付高速バスに関する疑問を解決!

2-3.休憩はある?

トイレ付の高速バスには、SAでの休憩があるバスと無いバスがあります。昼行の高速バスはSAでの休憩がないバスもあります。夜行便の休憩の有無に関しては、予約時にサイトでチェック、もしくはお問い合わせをしてみてください。
休憩があるバスは、約2~3時間に1度SAに停車して、15分ほど休憩が設けられます。(最近私が使用した、所要時間9時間の関西⇒関東便には、休憩が3回ありました)
休憩をするSAは事前に決まっているようですが、当日の道路状況によって変わることも多く、事前に公表はされていません。もしくは、乗車時に乗務員に確認するか、車内のアナウンスで確認してください。
トイレが付いているバスの場合、SAで止まっても乗務員の入れ替えのみでトイレ休憩ができないバスもあります。

2-4.走行中のトイレの使用は揺れる?

電車のトイレ以上に揺れます。中には「男性の方も着座してご利用ください」というアナウンスをするバス会社もあるほどです。走行中、トイレの使用はいつでもできますが、下道走行時の使用を避け、信号や曲線がなくなる高速道路に乗ってからの使用をおすすめします。

2-5.トイレで歯磨きやお化粧はできる?

正直おすすめできません。トイレ内は狭く、洗面台も小さいです。また、他の人がトイレの使用を待っている可能性もありますので、長時間の使用は控えたほうがいいです。
歯磨きやお化粧はサービスエリアでの休憩時に行うのがおすすめです。

2-6.トイレは車内のどこにある?

高速バスのトイレは、各車両に1つです。大きく分けて①車体中央(運転手席側)②車体後方③2階建てバスの1階に設置されています。夜行便は、消灯前にトイレがどこにあるのか確認をしておきましょう。
なお、バスによっては使用中のランプが設置されていることがあります。このようなバスだと、使用状況を確認してから移動ができるので、移動のリスクを避けられますね。

2.トイレ付高速バスに関する疑問を解決!

車体中央(運転手席側)のトイレ

3.トイレ付高速バスに関する疑問を解決!

次はトイレなしバスに関して、休憩や万が一トイレに行きたくなった場合など、よくある疑問ついて回答します。

3-1.正直トイレなしで大丈夫?

トイレなしのバスを選ぶ理由は、「少しでも安く乗りたい」「2~3時間に1回休憩があるから問題ない」「今まで念のためトイレ付を選んでいたけど、結局1回も使わなかった」などなど。
第一章の「こんな人にはトイレ付がおすすめ!」に当てはまらない方であれば、トイレなしでも問題なさそうです。

3-2.休憩はどのくらいの頻度である?

高速バスの休憩の頻度は、約2~3時間に一度です。(最近私が使用した、所要時間9時間の関西⇒関東便には、休憩が3回ありました)
休憩をするSAは事前に決まっているようですが、当日の道路状況によって変わることも多くあります。事前に公表されているバス会社もありますので、予約時にチェックしてみてください。事前の公表がない場合は乗車時に乗務員に確認するか、車内のアナウンスで確認してください。なお、休憩はSAでのトイレ休憩となるため、高速に乗る前や下りたあとは、基本的に休憩はありません。

3-3.休憩時間はどのくらいある?

各休憩15~20分ほどの休憩が設けられます。出発時間は車内アナウンス、もしくは入口に時間を書いたボードが置かれていますので、必ず確認し遅れないようにしましょう。
なお、駐車スペースが多い比較的大きなSAに停まることが多いため、トイレの数が多く、「トイレで並んでいて間に合わなかった!」というケースは無いと思います。

3.トイレ付高速バスに関する疑問を解決!

3-4.トイレに行きたくなったら?

バスの走行中に万が一トイレに行きたくなったら、休憩をとってもらえるか?答えは残念ながらNOです。
乗客ひとりのためにバスを停めてしまっては、到着時間が遅れ、その他の全ての乗客に対して迷惑をかけてしまいます。必ず休憩時間を利用してトイレに行きましょう。

3-5.窓側席で休憩に降りたいけど、通路席の人が寝ている。どうすればいい?

残念ながら、声をかけて起きていただくか、起こさないように跨ぐしかありません。

4.トイレや休憩にまつわるトラブル例

まだトイレに対する不安が拭えない方へ!トラブルを防止するにはトラブルを知るのが一番です。

4-1.車内のトイレ編

トイレットペーパーが無い

予備がどこかにあるはずです!探してみてください。(万が一無い可能性もあるため、事前にチェックしましょう)

洗った手をふく紙が無い

トイレ内には、洗った手をふく紙やハンドドライヤーの類はありません。(化粧室タイプのトイレであればあるかもしれません)タオルをもってトイレに行きましょう。

走行中にトイレに行ったら階段でこけてしまった

トイレに行く際に階段があり、転んでけがをしてしまった方がいます。揺れている車内で階段を下ったり登ったりすることになりますので、手すりを持ってゆっくり歩いてください。特に、ヒールを履いている方はスリッパを持参すると安全です。

4-1.休憩編

休憩から戻ったらバスが分からなくなってしまった

SAでは多くの高速バスが駐車しています。同じ車体のバスが複数台停まっているときもあります。眠気眼で外に出て、バスに帰ってきたら「どれか分からない!」というトラブルは意外と多いです。
自分のバスの車体や、駐車している場所の目印などを確認して、間違えないようにご注意を。

4.トイレや休憩にまつわるトラブル例

※SAでの休憩時の様子※

出発時間に遅れてしまった

乗務員は出発前に乗客人数をカウントしますが、稀に遅れている人に気づかず、バスが出発してしまうことがあります。ただし、SAの出発時間に遅れなければ問題ありません。必ず出発時間の確認と、自分の時計が指す時間が遅れていないかのチェックをしておきましょう。

休憩でバスから降りたいけど靴が履けない…

特に冬場のブーツでありがちなのが、いざブーツを履こうとしたら足がむくんで入らない…というトラブル。スリッパで外に出るわけにはいかないので、脱ぎ履きがしやすい靴が一番です!

※本記事は、2020/08/27に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。

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