高松から大阪へ出ている安いバス・早いバスまるわかり!

公開日:2014/11/14

更新日:2020/11/04

高松から大阪へ出ている安いバス・早いバスまるわかり!

毎日何便も出ている高松発大阪行きの高速バス。運行会社が多くてどのバスを選べばいいかわからない。
少しでも安く乗れないの?そんな疑問がズバっと解決。また高速路線バスを利用するのが初めてというユーザーのために、ありがちなQ&Aにお答え。

さらに四国(地方)ならではの“パーク&ライド”や“高速道路上でのバス停”についても紹介。普段使っている人にも目を通してほしい情報です。

■【大阪発】の高松行き高速バス情報が知りたい方はコチラの記事へ
>>大阪から高松へ出ている安いバス・早いバスまるわかり!

1.必ず見つかる1日48便の高速バス

2020年10月25日現在、高松発大阪行きの高速路線バスは、何と1日50本近く出ています。始発はAM5:20に出発する「さぬきエクスプレス大阪」。最終はPM8:00に出発する「さぬきエクスプレス」です。

この間約16時間なので、単純に計算してもなんと20分に1便の割合で運行しているのです。(ちなみに夜行バスはありません)

これだけたくさん出ていれば、出発時間で慌てることはありません。空席さえあれば、まず乗れます。
それでは、具体的にどんな時間帯で運行しているか時刻表を見てみましょう。

1.必ず見つかる1日48便の高速バス

1-1.運行バス会社一覧

これらは6社が共同で運行しており、乗車する時間によって便名も以下のように変わります。
※カッコ内は運行バス会社名

  • 『高松エクスプレス大阪号』
    (JR四国バス/西日本JRバス)
  • 『さぬきエクスプレス大阪』
    (四国高速バス)
  • 『さぬきエクスプレス』
    (阪急バス)
  • 『フットバス』
    (南海バス/高松エクスプレス)

所要時間と距離、運行ルート

乗車便によっても多少異なりますが、どのバスも走行距離は203~210km。
高松から大阪までは3時間30分程度の乗車時間となります。
全てのバスが高松自動車道を経由して、神戸淡路鳴門自動車道を通ります。

2.快適に利用するためのQ&A

ここではバスを利用するにあたっての疑問にお答えします。

2-1.直接乗り場に行っても乗れるの?

高松駅前など都市部のバス停には、販売窓口が併設されているので、そこで乗車券を購入することができます。高速道路上にあるバス停などでは窓口がないため、乗車の際にバス乗務員に直接お支払いすれば乗車可能です。

2.快適に利用するためのQ&A

※平成25年10月1日にリニューアルされた高松駅高速バスターミナル
乗り場には販売窓口も併設されているのでとても便利です。

2-2.途中休憩ってないの?

高松から大阪は200km、3時間30分ほどの行程です。 バス車内にトイレはありますが、乗務員の休憩も兼ね、途中1回の休憩時間があります。

この路線では「神戸淡路鳴門自動車道」の緑パーキングエリアが休憩場所になっています。 緑パーキングエリアは淡路島のほぼ中央に位置しております。出発後、2時間ほど進んだあたりとなります。

3.もっとお得に乗る方法

空席さえあれば、直接バス停に行っても乗ることができることは前述した通りです。ここでは、定価ではなくより安く乗車できる方法をご紹介します。

3-1.5つの割引料金

事前にインターネットから予約すれば定価より安く購入することができます。運賃はバス会社によって100円単位の差があります。ここでは『さぬきエクスプレス』(阪急バス)を例にとって、割引運賃を見てみましょう。

■【阪急バス】高松駅⇒大阪駅  (乗降車地によって運賃は変わります)   ※2020年10月25日現在

運賃種別(大人)運賃割引額
大人片道(定価)4,100円
早割213,400円700円引(約18%OFF)
早割53,600円500円引(約13%OFF)
学生割引3,280円800円引(約20%OFF)
往復割引7,400円(片道あたり3,700円)800円引(片道400円引)
回数券(4枚綴り)14,800円(1枚あたり3,700円)1,600円引(片道400円引)

この区間を運行するバス会社では「早売21」と「早売5」という2種類の事前予約割引があります。「早売21」は、乗車の21日前までに、「早売5」は乗車の5日前までに購入いただいた場合に適用となります。これら事前予約割引は6社全てのバス会社で取り扱っています。

3-2.WEB予約でのクレジットカード支払いでさらに2%割引

各バス会社では「ネット割」という割引も実施しています。各社WEBサイトで、お客様ご自身によるクレジットカード予約を行うと2%の割引が受けられます。

たかが2%と思われるかもしれませんが、この「ネット割」の素晴らしいのは、他の割引と併用が可能という点です。

例えば、「早割21」と併用すれば合計20%OFF。「学生割引」との併用なら22%OFFと、最大級の割引率となります。
※身体障害者割引だけは併用いただけません。また窓口払いが条件の回数券とも併用できません。

割引運賃については、乗降車地によって価格がかわります。また小人割引や障害者割引といったものもございます。
細かな適用条件などは各バス会社のWEBサイトで事前に確認するようにしてください。

4.バス以外の交通手段

高松から大阪までは、時間の面でも、乗り継ぎの便利さにおいても、高速路線バスが最も適した交通手段であることは間違いありません。ここではあえてバス以外の交通手段で大阪へ行く手段を考察してみました。費用と時間とで比較してみましょう。

なお、所要時間は純粋な移動中の時間をさしており、乗継による時間は考慮しておりません。

所要時間運賃
鉄道2時間11分8,520円
フェリー5時間24分3,060円
飛行機4時間9分25,620円
タクシー2時間30分77,650円

道程

鉄道:高松(JR快速マリンライナー)⇒岡山(JR新幹線)⇒新大阪(JR新快速)⇒大阪
フェリー:高松(無料シャトルバス)⇒高松フェリー乗り場(ジャンボフェリー)⇒神戸フェリー乗り場(タクシー)⇒三ノ宮 ※1メーター660円で試算(JR新快速)⇒大阪
飛行機:高松(JR特急いしづち)⇒松山(空港リムジンバス)⇒松山空港(ANA)⇒伊丹空港(空港リムジンバス)⇒大阪
タクシー:高松(タクシー)⇒大阪※高松中央ICから梅田まで有料道路を利用高速代6,000円(ETC利用) タクシー代71,650円

5.知っておいて損はない役立ち情報

ここで高松発大阪行きのバスにおける、ちょっとした情報をご紹介いたします。

5-1.ユニバーサルスタジオジャパンへも直行できます

嬉しいことに『フットバス』なら、ユニバーサルスタジオジャパンの開園時間に合わせて、直行便も出ています。国分寺AM5:30発、高松駅からならAM6:10発の便です。

これに乗ればUSJにAM9:12に着くことができるため、午前中の早い時間からテーマパーク楽しむことができます。(帰路も18:20発、19:25発の高松行きが出ています)

5-2.時間帯によっては3列シートも運行しています

高松駅AM8:15発とAM9:45発、PM13:45発とPM16:55発のバスなら3列独立シート車両が同じ運賃で運行しています。ゆったりした座席でくつろぐことができるのでオススメです。
※ゴールデンウィークやお盆期間、年末年始などは多くのお客様が利用されるため、4列シートで運行する場合があります。
※3列独立タイプは南海バスの車両『サザンクロス』にて運行します。

5.知っておいて損はない役立ち情報高松から大阪へ出ている安いバス・早いバスまるわかり!

5-3.高速道路上にあるバス停からの乗り方

高速路線バスは高速道路のバス停にも停車します。高松~大阪路線では「高松自動車道」「神戸淡路鳴門自動車道」上にバス停が計6か所あります。これらバス停は、さらに高速道路上にあるものと、サービスエリア・パーキングエリアにあるものに大別されます。

<高速道路上のバス停>

高松自動車道 :引田、大内、志度、三木

5.知っておいて損はない役立ち情報

※一例:高速三木 バス停

<サービスエリア・パーキングエリアにあるバス停>

神戸淡路鳴門自動車道:鳴門西
高松自動車道    :津田

5.知っておいて損はない役立ち情報

※一例:高速津田SA バス停

どちらケースでも、高速道路上とはいえ事前に許可などは必要ありません。当然入場料もかかりません。バス停までは一般道から歩道や階段で24時間いつでも出入りすることができます。

5-4.自家用車を停め置ける「パーク&ライド」の利用方法

高速道路上にバス停があるということは、そこまで直接行かなければならないことになります。四国をはじめとする地方都市では、バス会社が利用者のために専用の駐車場を用意している場合があります。

バス停までは自家用車で向かい、付近に用意された専用駐車場に停め置き(パーク)、高速路線バスに乗り換える(ライド)ので、通称「パーク&ライド」と呼ばれています。ここでは『フットバス』を例にとって、対象のバス停と駐車料金を見てみましょう。

<フットバスにおけるパーク&ライドが可能なバス停>

  • 国分寺BT :完全無料駐車場完備(約80台)
  • ゆめタウン :フットバスご利用の場合、サービス券適用にて24時間まで無料。以降は追加500円/24時間毎(325台)
  • 高松中央南 :往復フットバスご利用の場合、サービス券適用にて48時間まで無料。以降は追加500円/24時間毎(85台)

その他、行政が設置している駐車場として「三木」「志度」「津田」「大内」「引田」「鳴門西」があるようです。
駐車台数は少ないですが、無料で利用することができるので、市街地から離れたバス停を利用される際は検討してみるのもよいでしょう。

6.最後に

今回ご紹介したバスを予約できる便利なサイトを二つご紹介します。
上手に利用して高松への旅を計画してみください。

高速バスドットコムで予約をする
発車オーライネットで予約をする

※本記事は、2020/11/04に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。

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