難波OCATまでの行き方教えます。各交通機関からの道のり

大阪のミナミエリア中心部「難波」にある高速バスターミナルOCAT/湊町バスターミナルっていったいどこにあるのでしょうか。
はじめてOCATに行く人でも迷子にならないよう、JR、地下鉄、近鉄、阪神、南海など主要な交通機関からの道のりを分かり易い写真付きで紹介しています！

１．難波OCATとは

OCATとは“大阪シティエアターミナル”の略称で、難波にある複合商業施設のことを指しています。
OCATのバスターミナルは、もともとは伊丹空港や関西空港へ向かう空港シャトルバスの乗り場として作られましたが、現在では空港シャトルバスはもちろん、広く日本国内へ発着する高速バス乗り場としても利用されています。

OCATを発着する空港シャトルバス・高速バス共に、発着場所の案内表記が。
「OCAT」「大阪シティエアターミナル」「湊町バスターミナル」など様々な呼ばれ方をしていますが、
全て同じ場所を意味しています

では、OCATは難波のどのあたりにあるのでしょうか。
まずは主な公共交通機関の乗り場が記された、こちらの周辺MAPをご覧ください

※OCATｻｲﾄより抜粋

OCATへ向かうには、市バスを除けば、「JR大和路線」「地下鉄四つ橋線」「地下鉄御堂筋線/千日前線」「近鉄線/阪神線」「南海線」の5つの方法があります。
これら5つのルートを直接歩いてみて、分かり易さや距離などからおすすめの度合いを★印で表現してみました。

• ★★★：おすすめ度（大）
• ★★　：おすすめ度（中）
• ★　　：おすすめ度（小）

（優しい）
↑

• JR大和路線（★★★）
• 地下鉄四つ橋線（★★★）
• 近鉄線/阪神線（★★）
• 地下鉄千日前線（★★）
• 地下鉄御堂筋線（★★）
• 南海線（★）

↓
（難しい）

それでは、おすすめ順にOCATまでのルートをご紹介していきましょう。

２．公共交通機関からの行き方

ご紹介する5つのルートは全て地下でOCATまでつながっています。
地下からなら夜でも明るく安全で、なにより雨の心配もありません。
また、飲食店も多数あり、乗車前後に利用する際に便利です。
そこで全ルートともに地下を使う道順でご案内いたします。

難波の地下街“なんばWALK”を中心とする見取り図はこちらです。

※画像をクリックすると別タブで拡大して開きます。

※地下街“なんばWALK”を中心とする地下街の見取り図

２－１．JR線からOCATに向かう

★★★：おすすめ度（大）

JR大和路線（関西本線）で、終点の難波駅で降りるのが、最も簡単な行き方です。
JRなんば駅の改札がOCATの地下1階にあるので、エスカレーターを上るとバスターミナルに辿り着くことが出来ます。

※改札口は1箇所のみ。非常に分かり易いです。

※改札を出ればあちこちに“OCAT”へのサインボードが。最寄りのエスカレーターで1階へ向かいましょう。

※OCATの1階からは中央エスカレーターで2階へ。ついた先が“湊町バスターミナル”です。

OCAT直結なので、JR難波駅はとても便利と思われるかもしれませんが、決定的な弱点もあります。
大和路線と呼ばれるだけあって、奈良方面からの乗り入れしかできないことです。

JR大阪環状線（東京でいうところの山手線）からは天王寺駅で乗り換えることができますが、
大阪南部から来る方でない限り、わざわざ大和路線に乗りかえるよりも、御堂筋線など他の交通機関を利用した方が早いです。

このルートは、天王寺以南の利用者や、奈良・和歌山からお越しになる方にのみオススメです。
JR難波駅の改札から湊町バスターミナルまでの移動所要時間は約3分です。

２－２．地下鉄四ツ橋線からOCATに向かう

★★★：おすすめ度（大）

市営地下鉄の青いラインが四ツ橋線です。
北は西梅田駅から、南は住之江公園駅を起点とする路線で、地下鉄の中では最もOCATに近い地点になります。
なんば駅の最寄りは北改札です。

※北改札を出たら赤色の御堂筋線の矢印とは逆方向（左）へ進みましょう。

※北改札口からOCATまでは5分足らずの距離です。

改札を出て正面向かって左（西）へ進めばすぐに広いコンコースがあります。
動く歩道の上には大きくOCATバスターミナルの文字が掲げられているので、ここまで来れば迷う心配はありません。

※コンコースとは、駅などにある通路を兼ねた広い場所の事です。突き当たりまでまっすぐ進みましょう。

※広い通路の先には2段のエスカレーター。まず1段目。

※2段目。全て道順が掲載されているので安心。

※到着！　館内では中央エスカレーターで2階へ。

四つ橋線なんば駅北改札から湊町バスターミナルまでの移動所要時間目安は約5分強です。

OCAT館内からバスターミナルまでの行き方は「難波OCAT館内での道順注意」をご覧ください。

２－３．近鉄/阪神なんば駅からOCATに向かう

★★：おすすめ度（中）

なんば駅で近鉄と阪神が直結しており、
阪神沿線の兵庫県民の方や、近鉄沿線の大阪府民・奈良県民の方にとって便利な路線です。

※あまり利用者がいないのか、西改札口は人もまばらな印象。

改札口は「西改札」が最もOCATにアクセスしやすい出口です。

※西改札を出ると正面に大きな階段。エレベーターのほか、隣にはエスカレーターもございます。

※上がった先には青色の地下鉄四ツ橋線の改札。正面へ進めばあと5分でOCAT到着。

※明るく広いコンコース。突き当たりまで直進です。

※2段階のエスカレーターを上がります。まず1段目。

※2段目。全て道順が掲載されているので安心。

※到着！　館内では中央エスカレーターで2階へ。

近鉄/阪神なんば駅から湊町バスターミナルまでの移動所要時間目安は約10分です。
OCAT館内からバスターミナルまでの行き方は「難波OCAT館内での道順注意」をご覧ください。

２－４．地下鉄千日前線からOCATに向かう

★★：おすすめ度（中）

大阪ミナミの繁華街を東西に横断する地下鉄で、西は野田阪神駅、東は南巽駅が起点となっています。
OCATの最寄駅はなんば駅。
駅を降りたら西側（桜川方面）の改札へ向かいます。
西改札は地下2階にあたり、改札正面の階段を上がりましょう。

※西改札口を出た先は近鉄/阪神線の改札につながっています。正面の階段またはエスカレーターで上へ進みます。

※西改札口は地下2階に位置します。地下1階に上がると四つ橋線の改札が出てきます。

※階段やエスカレーターを上がると、正面に四つ橋線の北改札。OCATの標識に従い正面へ進みましょう。

※“OCATウォーク”と呼ばれる、明るく広いコンコース。突き当たりまでまっすぐ進みましょう。

※コンコースを抜けた先にある2段のエスカレーターを上がります。まず1段目。

※エスカレーター2段目。全て道順が掲載されているので迷子になる心配はありません。

※到着！　館内では中央エスカレーターで2階へ。

地下鉄千日前線西改札から湊町バスターミナルまでの移動所要時間目安は約10分です。
OCAT館内からバスターミナルまでの行き方は「難波OCAT館内での道順注意」をご覧ください。

２－５．地下鉄御堂筋線からOCATに向かう

★★：おすすめ度（中）

大阪の大動脈と言うべき地下鉄御堂筋線（赤色のライン）。
実際の交通機関としては、この御堂筋線を使われる方が最も多いと思います。

御堂筋線なんば駅では一番北より（本町方面）の北西改札へ向かいます。
北西改札を出た先は、南海、近鉄、四ツ橋などの乗り場が入り乱れ、東西南北すべてに通路が伸びています。

なんばエリア最大の難所がここです。
迷わないように落ち着いて頭上の標識を確認しましょう。

※あらゆる方向に通路があり、初心者ではパニックになりがち。落ち着いてOCATの標識を探しましょう。

まず分かり易い目標としては四つ橋線。
OCATは四つ橋線の先にあるため、青い地下鉄の標識を目指せば方向的に間違いはありません。
また、どの標識にもOCATの文字と飛行機のマークが記されています。

※御堂筋線なんば駅からは、“なんばWALK”の地下街を抜けて徒歩10分といった距離です。勇気をもって進もう。

※OCATにも飲食店はありますが、店舗数では“なんばWALK”にかないません。コンビニはOCATにもあります。

※“なんばWALK”の終点まで行くと、四つ橋線難波駅の改札が見えてきます。OCATはさらにこの先です。

※四つ橋線改札の先にある、明るく広いコンコース、通称“OCATウォーク”。突き当たりまでまっすぐ進みましょう。

※コンコースを抜けた先にある2段のエスカレーターを上がります。まず1段目。

※エスカレーター2段目。全て道順が掲載されているので迷子になる心配はありません。

※到着！　館内では中央エスカレーターで2階へ。

地下鉄御堂筋線北西改札から湊町バスターミナルまでの移動所要時間目安は約13分～14分。15分は見ておきたいです。
OCAT館内からバスターミナルまでの行き方は「難波OCAT館内での道順注意」をご覧ださい。

２－６．南海線からOCATに向かう

★：おすすめ度（小）

南海線の終点である南海なんば駅からは、距離的に他のルートの倍ほどかかるため、
アクセスは決して良いとは言えません。

しかし、実際のところ道中で注意すべきは1箇所だけ。
そのポイントさえ間違えなければ、あとはひたすら直進するだけです。

※南海なんば駅には「南海バスターミナル」という別のバス乗り場があります。OCATではないので間違わないように！

※南海なんば駅の3F北改札口から地下鉄方面に向かいます。大階段を降りましょう。

※大階段の先にある地下通路入口。いったん地下鉄・近鉄線・阪神線方面へさらに階段を下ります。

※三井住友銀行のATMコーナーを左手に見ながら直進。地下鉄御堂筋の改札が見えてきます。

※地下鉄御堂筋なんば駅の南側改札前（出口専用）。このあたりから標識にOCATの文字が出てきます。

地下鉄御堂筋線の南側から北側へ抜ける300mもの地下プロムナード。道は合っています、自信を持って！

※長いプロムナードの終点には、見るものを和ませる小さな水族館。この先に一番の難所が！

南海なんば駅から御堂筋線難波駅の北側まで、ゆっくり歩いて7分ほど。
ここでOCATまでの道のりの1/3が終わりました。

そして、この先に最大の注意ポイントがあります。
ミナミの一大地下街”なんばWALK”の中心にして、地下鉄御堂筋線、地下鉄千日前線、近鉄、阪神の改札が集中するエリア。
東西南北あらゆる方角から人が入り乱れ、地理に疎い人ならすぐに迷子になってしまうかもしれません。

ここは落ちついて、まずは分かり易い目標である頭上の標識で四つ橋線のマークを探しましょう。
OCATは四つ橋線の先にあるため、青い地下鉄の標識を目指せば方向的に間違いはありません。
また、どの標識にもOCATの文字と飛行機のマークが記されています。

※ここさえクリアすれば、あとは直進のみ。南海なんばからは左に1回曲がるだけです。自分に負けないで！

※一路、地下鉄四ツ橋線方面へ。OCATまでは“なんばWALK”の地下街を抜けて徒歩10分といった距離です。

※OCATにも飲食店はありますが、店舗数では“なんばWALK”にかないません。コンビニはOCATにもあります。

※四つ橋線まで行けば、その先には明るく広いコンコース。突き当たりまでまっすぐ進みましょう。

※コンコースを抜けた先にある2段のエスカレーターを上がります。まず1段目。

※エスカレーター2段目。全て道順が掲載されているので迷子になる心配はありません。

※到着！　館内では中央エスカレーターで2階へ。

南海線から湊町バスターミナルまでの移動所要時間目安は約20分です。
OCAT館内からバスターミナルまでの行き方は「難波OCAT館内での道順注意」をご覧ください。

御堂筋線および南海線利用の場合、地下街のなかでもかなり人の往来が多い場所を通過しなければなりません。
はじめての方は時間に余裕をもってOCTAを目指しましょう！

３．難波OCAT館内での道順注意

無事にOCAT”大阪シティエアーターミナル”には着けましたでしょうか。
ここで一息つきたいところですが、OCATの2階”湊町バスターミナル”へ上がるまで気は抜けません。
”湊町バスターミナル”へは中央エスカレーターもしくは中央エレベーターからしか辿りつけないからです。

※OCAT正面入り口すぐのエスカレーター。ここからはバスターミナルへ行けないと大きく書いてあります。

※店内掲示版。バス利用者はとにかく「中央」を目指すよう書かれています。1階を奥まで直進しましょう。

※やりました。この中央エスカレーターを上がればゴール！

４．OCATバスターミナルの様子

OCATバスターミナル（湊町バスターミナル）では、伊丹空港行きシャトルバスレーン、関西空港行きシャトルバスレーン、都市間高速バスレーン、そして貸切団体バスレーンに大別されています。

※フロア案内図。バス乗り場は到着専用を含め、1～10番のレーンに分けられています。

※乗り場ごとに電光掲示板でバス名が表示されているので、目的のバスを探すのも簡単。

※バス乗車券販売所。空席さえあれば当日ここでチケットを購入できます。

ターミナル内にはバスのチケット売り場のほか、お土産屋、キオスク、荷物預かり所や宅配サービス所が併設されています。
お手洗いや喫煙所などで出発前の身支度を整えましょう。

※売店。旅をいっそう楽しくするお菓子やドリンクを買いこみましょう。

※大阪を去る前に。ビリケン、たこやき、串カツなどなど、ご当地土産が何でもそろっています。

※黒い猫がトレードマークの宅配サービス所。荷物の一時預かりも行っています。

※フロアにはコインロッカーもあります。OCAT発着のお客様なら移動中はこのロッカーを利用するのもありですね。

※喫煙コーナー。バス車内は禁煙なので、愛煙家はここで吸っていきましょう。

OCAT自体は朝4:30から深夜23:30まで営業しており、伊丹空港・関西空港行きに限らず、北は仙台、南は鹿児島まで全国津々浦々、様々な空港シャトルバス・都市間高速バスがひっきりなしに発車しています。

OCATはバスターミナルだけではなく、複合商業施設となっているので、
バスの乗車前後の時間なども利用して、OCATを便利に利用してみてはいかがでしょうか。

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※本記事は、2020/12/07に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。