WILLER EXPRESSのリラックスって?予約前に知っておきたいこと

公開日:2018/06/29

更新日:2020/08/27

WILLER EXPRESSのリラックスって?予約前に知っておきたいこと

高速バスを予約しようと調べると、色々な名前のバスが出てきますよね。
○○号とか○○ライナーとか○○エクスプレスとか……
さらに、座席タイプがいろいろ分かれていて、それにも名前がついていて……
もうよく分からーん!!どれを選べば良いんだ!?
そんなお困りの方に向け、ここでは「WILLER EXPRESS」の座席タイプの一つ、「リラックス」を解説します。
特徴である「カノピー」とはどんなものなのか。どんな人にオススメなのか。予約前の不安解消にお役立てください。

1.1分でわかる「リラックス」基本スペックと料金帯

「リラックス」の特徴をざっくりまとめました。

  • 一般的なバスより縦の列数を減らし、一人当たりの足元が広め
    (予約サイトで「のびのび」「ゆったり」と記載されるタイプ)
  • レッグレスト・ヘッドレスト付
  • 充電設備完備
  • 最大リクライニング角度130°
  • 大人あたりの通常乗車代金は東京⇔大阪間で5,500円~8,300円
  • 寝顔を隠せるカノピー付
  • 隣の座席との仕切り付(飛沫飛散防止&個室のようにくつろげるシート)
1.1分でわかる「リラックス」基本スペックと料金帯

1-1.全体的な印象

高速バスの定番設備は一通り揃っている印象。贅沢をいえば、Wi-Fiとトイレがあれば、というところでしょうか。なお、一部の便ではトイレ付きのバスもあるようです。トイレ休憩まで待てるか不安という方はトイレ付きのバスを予約しましょう。
最近は座席間カーテンが人気ですが、WILLER独自の「カノピー」と座席間の仕切りがその役割を担っています。
⇒カノピーについては後ほど詳しく!

1-2.料金

料金は、”格安”とはいえないかもしれません。
ただ、この機能であれば、他の高速バスと比べて割高感は無いのでは、と思います。
多客期でも9,000円以下なら、「節約のための高速バス」としての価値も十分保っています。
(新幹線だと15,000円ほどしますし……)
では、もう少し詳しく見ていきましょう。

2.最大の特徴「カノピー」、その評判は?

2.最大の特徴「カノピー」、その評判は?

カノピーとは、座席ヘッドに設置された、顔を隠せるカバーのこと。
ベビーカーの日よけをイメージしてもらえるとわかりやすいかも。
WILLER EXPRESSの「リラックス」の座席に設置されています。

分かりやすく、リラックスの座席に座って、カノピーを使ったときの目線で撮った動画をご覧ください。

完全に外からの視線をシャットアウト!
不思議な落ち着きがありました。
他ではなかなか見かけない、ちょっと不思議な設備ですが、女性を中心におおむね好評。
ただ、狭いところが苦手な人、背が高い人は、ちょっと窮屈に思うかも。

詳しくは、下記の記事でご紹介しています。よかったらご参考に!

3.充電設備にレッグレスト…人気の設備がそろった座席

3.充電設備にレッグレスト…人気の設備がそろった座席

座席周りをもう少し詳しく見てみましょう。

3-1.座席は4列のびのび(ゆったり)タイプ

「リラックス」は、高速バスの予約サイトでは”4列のびのび(orゆったり)”と分類されます。
普通の観光バスと同じく、横一列あたりの座席数は4(通路挟んで左右に2席ずつ)。
ただ、縦の列を減らして、座席の前後間隔が広くとられています。
列を減らす=定員数を減らしている分、少しお値段はあがる傾向に。
ただ、座席の前後間隔が広いと、足元が広いし、リクライニングも深く倒しやすい!
楽な姿勢をとるうえで、”4列”か”4列のびのび”かで、大きく差が付くのです。

……ちなみに。
少しややこしいのですが、「リラックス」は、バスの車両の名称ではありません。
あくまでシート(座席)の名前。
1台のバス、全部の席が「リラックス」なタイプと、「コンビ車両」と呼ばれる、1台の中に二種類のシートタイプがあり、そのうち一部が「リラックス」というタイプがあります。

3-2.レッグレスト付

3.充電設備にレッグレスト…人気の設備がそろった座席

「レッグレスト」とは、下脚部(ひざから下)を置けるパーツ。
(画像の下の方に出ている板のようなところですね)
「フットレスト」とは、足を置けるパーツ。
これがあると、「座っている」感覚からちょっと「寝ている」感覚に近づく優れもの。
体重が分散されるので、足がとても楽になります。

3-3.充電設備完備

3.充電設備にレッグレスト…人気の設備がそろった座席

ここ数年で、一気にニーズが高まった高速バスの充電設備。一晩過ごすならぜひほしいところですよね。嬉しいポイントは設置場所。充電しながらスマホを触りやすい、肘置き下に作られています。(座席の下のほうに設置されているバスもあるので、これは嬉しい配慮)
※上記画像はコンセントの画像(USBポートの場合もあります)

3-4.最大リクライニング角度130°

3.充電設備にレッグレスト…人気の設備がそろった座席

130度のリクライニング、と言っても、なかなかイメージしにくいかもしれません。
90度が直角(まっすぐ座っている状態)で、180度が水平(寝ている状態)なので、だいたいその中間。
実際に座ってみると、けっこうな傾斜です。スタンダードな高速バス(観光バス)だと、倒せても110度~120度。その点、リラックスはシート間隔が91cm。余裕があるので、自分のちょうどいい角度に調整しやすいです。(これがのびのびタイプのいいところ!)

4.【最後に】リラックスに関してのまとめ

「リラックス」シートはリニューアルし続けています!クッションを変えたり、カノピーを少し大きくしたりして快適に過ごせるように試行錯誤されています。また、最近では新型コロナウイルス対策として隣の席との仕切りをさらに高くして、飛沫飛散防止&個室のようにくつろげるシートになっているようです。

WILLER EXPRESSの中でも、初めて利用する方の多くが選ぶというリラックス。
できるだけ節約したい、でも充電設備や個室間はほしい……そんな方には一度試していただきたい、バランスがとれたシートといえるでしょう。
新しい工夫・快適性が、今やWILLERの標準となっているようです。

※本記事は、2020/08/27に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。

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